投球時のステップ幅と球速について
投球時のステップ幅について質問を受けたので、研究論文を紹介します。
ステップ幅はどれくらいが良いか？
これは、自分がプレイヤーだった時も疑問として持っていました。
自分は確かスパイク7歩分だったと記憶しています。私が高校時代は軸足の膝に地面の土が着くと良いとされていた。そのため、とにかく姿勢を低くくしていました。
今で言うと、涌井投手のようなフォームのイメージです。
余談でした。
さっそくいきます。
対象：大学野球部6名(年齢 20.5 ± 1.2 歳、身長 172.7 ± 3.1cm、 体重 74.5 ± 7.1kg、経験年数 11.2 ± 2.3 年、スパイクのサイズ 27.2 ± 0.3cm)
投球の踏み出し幅のプロトコール
・通常
・通常より狭め
・通常より広め
の3条件でそれぞれ10球ずつ実施
踏み出し幅はプレートから踏み出し足の踵までの距離を毎球計測しています。また、各選手それぞれの開脚の柔軟性を測定。
結果
結果から、狭い歩幅の際の球速平均が119.5km/h、広い幅で123.7km/hと広い歩幅で球速が速い傾向がありました。また、各選手の最高球速の際のステップ幅は、平均で身長の86％、スパイク比で6.5足とのことでした。
踏み出し幅が狭くなると球速は低下する可能性が高いため、開脚が硬いことが球速の伸び悩む原因になっている選手は多そうです。
身長の86%がどれくらいかを確認し、その歩幅をとれるかどうか確認してみてください。
私の身長は170cmですので、147cmとなります。
スパイクのサイズが26cmだったので5.6歩分ですね、、、
ちょっと狭いような気もしちゃいます。
他にも論文を探してみようと思います。
まとめ
- ・歩幅は広めの方が平均球速が高い傾向であった。
- ・今回の研究で最大球速を記録した歩幅の平均は身長の86%だった。
<参考文献>
https://core.ac.uk/download/pdf/268251484.pdf
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