こんばんは。萩台です。
本日は、
野球選手の30m短距離走の研究から
どのような走りが求められるのか
考えていきたいと思います。
本研究は、
大学野球選手36名で
30mの全力走を実施。
5m毎のタイムを計測
5m毎の疾走速度,ピッチ,ストライドを算出しています。
この測定では光電管を使用して
スプリントタイムを測定しているので、非常に
タイムの精度が高い研究となっています。
結果から、
30mスプリントタイムは
最速4.07秒で最遅4.73秒という結果でした。
平均は4.35秒でした。
スプリントタイムは、スタートから25mまで
有意に増大し、同地点までのピッチと
有意な正の相関を示しています。
今回の研究から
一つの指標として30mスプリントタイム
4.1秒を目安とすること。
また、30m走でのピッチを上げていくこと
が重要ではないでしょうか。
本研究でストライドよりもピッチが重要という結果になったことについて、野球はただ走るのみならず、状況判断が重要なスポーツであるから、最大速度よりも加速を重視すると考察されていました。
いかにピッチ、つまり足の回転数
を上げる走りがベースランニングでできるか
この点が重要になっていきそうです。
ちなみに疾走速度が0.1秒速くなると
次塁へ60cm進むことになるそうです。
意外に大きな差なのかなと感じます。
ただ、盗塁という観点では
昨日の論文にあったように
0歩目右足の引きによる歩隔の増大させ
1歩目のストライドを大きくしていた研究も
あったので、疾走途中とスタートは
分けて考えるのが良いのではと思います。
<参考文献>
https://sports-performance.jp/paper/1549/1549.pdf
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