30m走タイムと跳躍能力との関係
こんばんは。萩台です。
久しぶりになってしまいました。
春の大会に帯同などトレーナーとして様々なことを経験させて頂いてます。
関係チームの皆様には本当に感謝しております。
本日も走塁シリーズやっていきますが
内容はベースランニングを早くするために
必要な跳躍能力についてです。
本研究では、大学野球選手を対象に
光電管にて30m走を行い、
速い選手のfast群と遅い選手のslow群に分けて
跳躍能力との関連を見た研究になります。
結果から、30m走と関連のある種目として
垂直跳びとリバウンドジャンプ指数(単位時間あたりのジャンプ高)が
関連として抽出されていました。
一方で重要なのは、
スクワットの最大重量との関連がないことです。
一冬を越して
選手の皆さんは冬のウエートの成果を出せる様に
一生懸命練習していると思います。
しかし、ウエイトの最大重量を上げるだけでは
足の速さという観点では不十分です。
ウエイトで鍛えた足の力をジャンプ動作に還元し
瞬発力を上げていくことが重要です。
そのためには夏の大会にかけて徐々に
プライオメトリクスと言われるジャンプメニューを
とりれていく必要があります。
単純にその場ジャンプを
連続で繰り返していくだけでも良いです。
とにかくジャンプエクササイズを
取り入れていくことが重要です。
普段サポートしている高校では
連続3段跳びを行っていますが
目標は8mです。
大会に向けてこの数値に少しでも近づけていってほしいと思います。
おまけですが、
垂直跳びは30m走の全ての区間で正の相関がありましたが、
リバウンドジャンプは
10m~20m,20~30mの区間で正の相関となりました。
考察ではその理由については
触れられていませんでしたが
今後何か参考になればと思います。
本日はここまでになります。
<参考文献>
https://researchmap.jp/nifsbaseball-kanoya/published_papers/27490440/attachment_file.pdf
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