球速アップのためのステップ膝の使い方について
こんにちは。萩台です。
今日は球速アップを実現するフォームについてです。
球速アップを実現するフォームの特徴はいろいろありますが、、、
絶対無視できないのは、ステップ足の下半身の使い方でしょう。
特に、着目したいのは膝の使い方です。
意外にこの使い方知らない場合が多いです。
これを知ると大谷選手や山本由伸投手の投球フォームが理にかなっているのも納得できる方も増えるのではないかと思います。
ぜひ、ご自身の投球フォームで確認されることをおすすめします。
また記事の最後に必要な柔軟性の目安・筋力トレーニング・身体の使い方についても紹介してます。
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では、そのヒントになる研究論文を紹介します。
この研究は少年野球ではありますが、足の接地タイミング、肩の最大外旋、ボールリリースの際のステップ足のストライドの長さ、膝の角度がボールの球速と関連があるかを調べています。
対象は、少年野球投手52名(平均15.2±1.7歳)で、それぞれ速球を10球投げ、3台のビデオを使用してデータ収集を行いました。
収集したデータは、
・足の着地時
・最大外旋時
・ボールリリース時
のステップ足のストライド長と膝角度が計算により取得されています。
結果から
ステップの歩幅は、球速への影響はなく
球速に最も影響があったのは
最大外旋からボールリリースにかけて、膝が伸びたことでした。
逆に言うと、投球時にステップ足の膝が曲がりすぎる選手は球速が出にくいと言えます。
ステップ足の膝をリリースの際にかけて伸ばすためには、圧倒的なハムストリングスの柔軟性と筋力が求められます。
どれくらい必要か
最低限、立った状態から前屈で手のひらがつくぐらい
は欲しいところです。
また、膝を伸ばすためのトレーニングとして、ブルガリアンスクワットがとても有効です。行う際にはやや体幹を前傾させて、殿部・大腿後面のハムストリングスを意識して行うと良いでしょう。
注意してほしいのが、フロントランジのように踏み出した膝を深く曲げがちな運動で、これは球速が出にくいフォームに繋がる可能性があります。
ぜひ、チェックしてみてください。
<参考文献>
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6026789/
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