肩が弱い原因はどこにあるか?
こんにちは。萩台です。
いきなりですが、肩が弱いと悩んでいる選手は多いと思います。関わらせて頂いているチームでも、野球肩を発症後、痛みはないがボールが垂れると悩んでいる選手がいました。
肩が弱いと悩んでいる選手の特徴の一つに肩甲骨周囲の筋力低下が多いように思います。肩甲骨周囲の筋力は、腕を安定して振るための土台となる機能を有しています。つまり、肩甲骨周囲が弱いと腕を振る際に安定して振ることができず、ボールに力を伝えることができないのです。
今回紹介する研究では、肩甲骨周囲の筋力が投球フェイズのどの段階で働くかについて解説しています。ぜひご覧ください。
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今回の研究では
男子大学生9名を対象に10球全力投球における肩甲骨周囲の筋活動を測定し、投球フェイズのどのタイミングで強く働くかを調べています。
結果として
レイトコッキング(Late Cocking),最大外旋と言われる胸の張りが最大になるタイミングで『前鋸筋』が強く働いていました。
前鋸筋は、脇腹の筋肉ですが、腕を前に押し出す機能があります。
以下は菊池投手の最大外旋ですが、この時前鋸筋が強く働くことが強いボールを投げるために重要となります。
前鋸筋を強化する運動として、腕立てふせの姿勢から背骨を丸めて上に持ち上げるプッシュアップなどが有効です。
ぜひ試してみてください。
<参考文献>
https://waseda-sport.jp/paper/1041/1041.pdf