捕手のセカンド送球が速い選手の特徴は?
こんにちは。萩台です
選抜が始まっていますね。
新基準バットの影響がどれくらいあるか。
あまり試合は見れていませんが、ロースコアの試合が目立つ気がします。
新基準バットが打撃に影響を与えるようになると、盗塁がこれまで以上に戦術として重要になっていきます。となると、キャッチャーのスローイングが勝敗に関わる試合も増えてくるのではないでしょうか?
プロのレベルでは、セカンドスロー1.8秒と言いますが、甲子園レベルでも2秒を切る選手は平気でいます。実際に、測定して自分のレベルがどこにいるか把握することが重要です。
それでは、実際に研究を用いてセカンドスロー改善のヒントを探っていきます。
竹林らは、
捕手経験のある大学硬式野球部4名,準硬式野球部10名の計14名を
捕球から二塁到達までの時間が2秒以下を上位群,2秒以上を下位群として
スローイング動作を高速度カメラで撮影しDLT法を用いて三次元解析をかけました。
結果から、上位群と下位群で球速の差はありませんでした。
つまり、肩の強さがセカンドスローが速い要因ではなかったということです。
上位群のセカンドスローが速い要因となっていたのは、捕球から軸足の引き込みの速さでした。結果の膝関節の角度を見ると、捕球の時点で下位群と比較して浅い角度になっていることから、捕球前の予備動作の段階で素早くスロー姿勢を作っているのではないかと考えます。
また、その関節を動かす速さ(角速度)も早かったことから、セカンドスローを早くするためには、捕球までの予備動作とそこからの切り返しの動作の速度をあげていくことが求められるといったところでしょうか?
そのためには、速さを意識したトレーニングと軸足の切り返しの速度を上げるための練習を繰り返し練習する必要性がありそうです。
まとめ
・セカンドスローの速さは、肩の強さが主要因ではないこと
・捕球までの予備動作が重要
・捕球から軸足の切り返しの速さを上げるトレーニングを行うこと
<参考文献>
http://webpages.ihs.kyushu-u.ac.jp/ktsm/journals/souki_koukai-V38N2-2.pdf
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