マウンドをうまく使って投げるには?平地投球との比較!
こんにちは。萩台です。
ピッチャーはマウンドをどう上手く使っていけば良いか?
トレーニングに活かせる面もあると思いますし、マウンド上の投球練習でフォームを意識するポイントを解説していきます。
本研究では、
高校生および大学生12名が対象でした。
投球プロトコールは以下の通り
マウンドと平地でそれぞれ5球ずつ全力投球。
測定項目は
球速、投球フェイズ毎の時間や各関節および体幹の角度、ストライド長、地面反力です。
結果から
平地と比較するとマウンドからの投球は、
・球速が早く、ストライドが大きい
・バッターへ向かう際の軸足の移動が速い?(股関節の外転と伸展の角速度が大きい、かつキャッチャー方向への地面半力が大きい)
・キャッチャー方向の重心移動をステップ足の股関節と膝関節で支え、両関節の伸展運動でさらに動作速度を大きくすること
以上が平地と比較して明らかになりました。
簡単に言うと、
マウンドの高さを活かして、軸足のキャッチャー方向への移動をいかに早く行えるか?
その際に、ストライドを大きく取ること、
ステップ足でその力を受け止められること
それが、体幹回旋・前傾の動作を早くする力に変換されるといったところでしょうか?
軸足の移動速度を早くするためには、
パワーポジションによる股関節のはめ込み、そしてはめ込んだ姿勢からいかに並進運動をできるかがポイントになりますが、これには強靭な股関節殿筋の筋力が必要になります。
インスタグラムで並進運動のためのトレーニング紹介をしているので、
ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
https://www.instagram.com/hagidai_refain?igsh=NXZ0c3hjZzFvdmVn&utm_source=qr
<参考文献>
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpehss/61/2/61_15093/_article/-char/ja/