こんばんは。萩台です。
今日、埼玉では春季地区予選の組み合わせが決まりました。
県大会、そして春のシードをかけた重要な大会になると思います。
来週までしっかり体調を整えて、試合に臨んでほしいです
本日は、盗塁の走動作について
考えていきたいと思います。
走動作は専門的に
・ピッチ:足の回転数
・ストライド:一歩の歩幅
に大きく分類されます。
一般的に走動作は
ピッチとストライドの掛け算で見ることが多く
理想は一歩の歩幅が広く、かつ足の回転数が多ければ
足が速くなるということになります。
今回の研究では、
中学生からプロ野球選手までの
盗塁動作を分析し、
盗塁時間が速い選手の特徴を
調べたものになります。
結果から、
盗塁が速い選手は
スタート時の一歩目のストライドが大きく
かつ、最大速度で走行する結果となりました。
ただ、一方で一歩目のピッチは
大きくなく、2歩目以降で有意に
大きな結果となっていました。
考察すると、
スタートの一歩目に関しては
足の回転をいかに速くするかということよりも
ストライドを大きく取り、強く蹴り出しを行うこと
が必要と考えられます。
強く蹴り出しを行うためには
脚の筋力とパワーを上げていく
トレーニングが求められます。
筋力は、単純に大きな力を発揮する能力。
パワーは、その筋力をいかに速く動かせるか。
ということになり、
この二つを鍛えることが必要になります。
また、走行時の蹴り出しは
股関節・膝関節・足関節を伸展させる
トリプルエクステンションを行う必要があり
求められる筋力・パワーが非常に大きいです。
スタート時の足の動かし方についてですが、
プロの選手では、
スタートタイミングで
右脚を少し後方に引木、歩隔を大きくしてから
左脚の一歩目を出す傾向があり、
この動きが一歩目のストライドを
大きくする要因と考えれました。
(1歩目のストライドと0歩目の歩隔との
間にのみ有意な正の相関関係が認められた)
楽天の辰巳選手の盗塁です。
26秒あたりからスタートが見られると思いますが、
右脚を少し後ろに引く動きが確認できます。
この動きアマチュアレベルで
出ているでしょうか?
僕も注意深く見ていきたいと思います。
本日はここまでになります。
<参考文献>
https://www.osaka-taiikugakkai.jp/journal/vol57/57_tanabe_15-28.pdf
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