こんばんは。萩台です。
スプリントでは、
ピッチとストライドが重要という話はこれまでにしてきました。
その際に、加速させる力を得るために床反力の力を利用します。
床反力は、人間が地面に与えた力が
作用・反作用の法則によって地面から受ける力のことです。
つまりスプリントでは、
地面に与える力を自分の身体で受けることが重要です
本日紹介する研究は
高校野球選手のスプリントに関してです。
スプリントは
スタート局面と加速局面と維持局面に分けることができます。
研究内で各局面における
疾走時間と床半力/力積との関係性を比較しています。
結果のポイントは
・スタート/初期局面(0~10m)は
①床反力の推進成分が疾走時間と有意に正の相関
②推進成分の力積が疾走時間と有意に正の相関
・移行局面(10~15m)は
鉛直成分と疾走時間と有意に正の相関
となっていました。
つまり、
走りはじめは身体を前に傾けて
進行方向への推進成分を上げること
力積:地面に力を与える時間を長くして、
トップスピードになってから
身体を起こして鉛直成分を維持すること
が重要となります。
走行時のフォームによって
身体が床半力から受ける力も変わります。
それによってトップスピードに
なるまでの時間も変わると思います。
盗塁ということになると
いかにスタート時に身体を前傾できるか
ここが重要かと思います。
ぜひ、チェックしていきたいと思います。
<参考文献>
http://waseda-sport.jp/paper/1416/1416.pdf
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